Carcinoplax antiqua

Carcinoplax antiqua
新生代第三紀中新世東別所層
富山県富山市八尾町

ノジュールの魅力にハマり込むきっかけとなったのが
ここでのノジュール探しだった。
泥岩層中からポコポコと飛び出てくる大小様々な球体と
真っ二つに割った中から出てくる化石の保存の良さに魅了され
真夏の北陸に幾度も通ったものだ。
これをきっかけとして、縁遠く感じていた
北海道のアンモナイトに翌年出会うこととなる。

前述したとおり、採集したノジュールはその場で
真っ二つに割って中を確認していた。
カニの爪等は内部が空洞であることが多く、
その殆どを泣き別れ状態にしてしまった。
ノジュール自体も硬いものでクリーニングも難しく
当時の技術と道具ではよほど上手く割れてきてくれない限り
よい標本に仕上げることができなかった。